ふじのまちだより
【3月号】前立腺がんについて

日に日に春の陽気になってきました。
まだまだインフルエンザも猛威を振るっていますが、みなさまご体調はお変わりないでしょうか?
男性の方は、年に1度前立腺がんの検査を受けてらっしゃいますか?
今回は、男性のがんNo.1の「前立腺がん」についてお話いたします。
前立腺がん

前立腺がんは、膀胱の出口に位置し、尿道を挟むようにある前立腺にできるがんです。前立腺は男性にしかありません。前立腺が肥大し、排尿障害(頻尿や残尿感など)を起こす「前立腺肥大」という加齢とともに増える良性疾患もあります。前立腺がんは、早期では症状がないことがほとんどですが、前立腺肥大と同様に排尿障害を感じることもあります。
骨盤内にあるため進行すると、骨転移やリンパ節転移、肺などの他臓器にも転移する可能性があります。50歳以降に多く、家族に前立腺がんや乳がんの方がいる方はより注意が必要です。
早期発見のために検診を
前立腺がんは進行が比較的にゆっくりながんと言われています。定期的に検診を受けることで早期発見につながります。検診としては、PSA腫瘍マーカーが有効です。PSA腫瘍マーカーは、血液検査です。前立腺癌になると増加すると言われているたんぱく質PSAの血中濃度を測定します。富士市では50歳以上の方に個別健診で助成金が出るため年に1度の検査がおすすめです。ただし、PSAは前立腺肥大などでも増加することがあるため確定診断はできません。
下腹部のMRIも有効な検査です。骨盤内を断面で確認することができるためがんの場所や滲出していないか、骨盤内やリンパ節への転移がないかなど確認することができます。
より精密な前立腺がんの検診をご希望される場合は、PSA腫瘍マーカーと併用して、下腹部のMRI検査を受けられることをおすすめします。
最後に
前立腺がんは5年後の生存率が90%以上と高いがんですが、男性の罹患率1位のがんでもあります。50歳を過ぎたら年に1度の健診の際には、前立腺がんの検査を受けられるようおすすめします。症状がないから大丈夫ということはありませんので、定期的な検診をお願いします。
当院健診センターでは、PSA腫瘍マーカーの検査や下腹部のMRIの検査をオプション検査で当日も追加することが可能です。また、富士市内の方は個別健診の前立腺がん検査をご利用できますので、ぜひご相談ください。
